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業務用3Dプリンター メディア厳選おすすめメーカー3選

世界が認める精密水準を誇る3DプリンターメーカーのBMFとは?

2023/06/14

2016年に創業したベンチャー企業、BMF社の3Dプリンターが世界的な注目を集めています。BMF社の3D造形技術は、解像度、正確度、精度の分野で優れており、独自に開発したPμSL技術(投影型マイクロ3D光造形技術)により、超高解像度の微細造形を実現しています。

以下では、BMF社の概要や製品の特徴、価格についてご紹介します。高解像度3Dプリンターを検討している企業の担当者の方は、ぜひ参考にしてください。

3DプリンターのBMF社とは?

BMF(ボストンマイクロファブリケーション)社は、2016年に米国ボストンで設立された、超精密水準の積層造形技術を持つベンチャー企業です。同社の日本法人であるBMFJapan株式会社は、2019年に設立されました。現在、BMF社はアメリカと日本の他に中国とドイツにも拠点があり、グローバルに事業を展開しています。

事業内容

BMF社は、主に以下の3つの事業を展開しています。

・マイクロスケール3Dプリンターの製造・販売

・3Dプリンターを用いた造形モデルの製作・販売

・3D造形材料の研究開発

BMF社の3D造形技術は、解像度、正確度、精度の分野で卓越しており、マサチューセッツ工科大学が刊行する「MITテクノロジーレビュー」において「世界の10大画期的技術」として認定されました。2020年には、3Dプリント専門の大手メディア「DEVELOP3D」による「製品開発を飛躍させる世界の新技術30」にも選出され、注目を集めました。

また、2022年にはBMFJapanが公益社団法人精密工学会主催の「第6回 精密工学会ものづくり賞」を受賞しました。このように、同社の技術は現在世界的に高い評価を得ています。特に、2μmの超高解像度を誇る精密3Dプリンター技術は世界トップクラスであり、BMF社の製品やサービスは、世界で1300社以上、日本でも191社が利用しています。

BMFの製品

BMF社の3Dプリンターは、微細な加工ができる光造形方式(液槽光重合法)に分類されます。独自開発のPμSL技術(投影型マイクロ3D光造形技術)の研究では、以下の3点を極め、超高解像度の微細造形が実現しました。

・高い光学技術に基づく専用レンズ

・独自のDLPの投影アルゴリズム

・微細造形にフォーカスした専用材料

BMF社が取り扱う3Dプリンターは、スペックや用途により以下の3つに分類されます。

*単位の「μm(マイクロメートル)」とは「1000分の1ミリ」のことです。人間の髪の直径は40μmから100μmだといわれています。

超高解像度モデル /  S230、S130

・光学解像度:2μm

・加工公差:±10μm

・最小部材サイズ:<30μm

世界最高水準の高解像度で、究極の精度を追及できる2機種です。CADデータを忠実に出力することが可能で、最先端の精密部品開発や実験用の極端器具の製作などに適しています。

スタンダードモデル / S240、S140

・光学解像度:10μm(S240/S140)

・加工公差:±25μm

・最小部材サイズ:<60μm

スタンダードモデルの2機種は、光学解像度10μmを維持したまま、高速で造形することが可能です。時間を削減できるため、企業での製品研究開発や実験室での装置製作などに適しています。

高コストパフォーマンス /  P150

・光学解像度:25μm

・加工公差:±50μm

手ごろな価格で光学解像度25μmの精密な造形ができるコスパ最強の機種です。コストを抑えて高解像度の3Dプリンターを導入したい企業におすすめです。

BMFの3Dプリンターの価格について

BMF社の3Dプリンターの価格は非公表です。実際の購入価格を知るには、同社に問い合わせをしなければなりません。BMFと同等の業務用3Dプリンターの価格を参考にしたいところですが、「製造業の常識を打ち破る」といわれるほど高解像度の3Dプリンターは、他に例がなく比較する対象がないのです。

業務用3Dプリンターの価格帯

一般的に業務用3Dプリンターの価格帯は、そのスペックに応じて500万円未満のミドルクラスと500万円以上のハイクラスに分けられます。

以下の例から、BMF社の3Dプリンターはハイクラス(500万円以上)に分類されると考えられます。

積層厚(積層ピッチ)

3Dプリンターは、薄い材料の層を何枚も積み重ねて造形します。「積層厚」とは、積み重ねられる一枚あたりの層の厚みのことです。積層厚が細かいほど、表面は滑らかになり3Dデータを繊細に再現することができます。

ミドルクラスの3Dプリンターの場合、積層厚が0.02mm前後であるのに対して、BMF社の超高解像度モデルは5μm(0.005mm)から20μm(0.02mm)です。

材料

対応素材が樹脂だけの3Dプリンターは価格が安く抑えられますが、金属やセラミックなどに対応している機種は高価です。

BMF社の3Dプリンターは、高靭性、高温耐性、生体適合性など、さまざまな特性を備えた樹脂やアルミナ、チタン酸マグネシウム、セラミックなどに対応しています。これらの材料はユーザーの要望によってカスタマイズが可能です。


BMF社の3Dプリンターは、自社開発のPμSL技術を用いて実現した超高解像度の微細造形が特徴です。この光学解像度2μmの3Dプリンターは世界初となり、製造業の常識を打ち破りました。その精密な3D積層造形技術は、世界中のハイテク企業や最先端の研究所など、1,300以上の組織に導入されています。

BMF社の3Dプリンターの価格は公開されておらず、サイトからの問い合わせが必要です。同社のプリンターは、用途に応じて対応できる素材のカスタマイズも可能です。オルテコーポレーションはBMF社の3Dプリンターの正規代理店です。購入を検討している場合は、一度アクセスして相談してみるのも良いでしょう。

画像提供
https://www.bmf3d.co.jp/


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