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3Dプリンターのランニングコストはどのくらい?消耗品も解説

2023/07/31

3Dプリンターを導入したい、それには何が必要で費用がどのくらいになるのかわからないという方は、多いのではないでしょうか。ここでは、3Dプリンターを導入するときに必要な機器や、運用するときに必要なパーツや材料について解説します。また、それらにかかる費用はどのくらい必要なのかについても解説します。

3Dプリンターの導入費用はどのくらい?

3Dプリンターを導入しようとするときに初期投資をしなければいけないものは何があり、費用がどのくらいかかるのかを知っておきましょう。ここでは、以下に2つの必要なものや費用を記述します。

  • 3Dプリンターを使う時に必要な費用
  • パソコンは必需品

1.3Dプリンターを使う時に必要な費用

3Dプリンターを導入するには必要なものがあります。ただし、3Dプリンターの導入費用は大きく異なる場合があります。最新の情報と具体的な価格については、メーカーや販売業者に直接お問い合わせいただくことをおすすめします。一般的な情報として、3Dプリンターの導入費用は以下の要素によって異なります。

1.1 3Dプリンターの種類と性能

3Dプリンターは様々な種類があり、価格は性能や機能に応じて異なります。一般的なデスクトップ3Dプリンターは数万円から数十万円程度で入手できますが、高性能な産業用3Dプリンターは数百万円以上になることもあります。その必要なものを導入するのにかかる費用を詳しく紹介します。3Dプリンターのメーカーやブランドによって価格が変わります。有名なメーカーの製品は一般に高価ですが、品質やサポートが保証されている場合があります。

1.2 材料コスト

3Dプリンターに使用する材料(フィラメント、樹脂、粉末など)のコストも導入費用に影響を与えます。特定の材料に対応したプリンターや特殊な材料を使用する場合は、そのコストも考慮する必要があります。数千円~数万円程度します。必要な材料により変わるのです。詳細は第2章で紹介します。

1.3付属品やアクセサリー

導入費用には3Dプリンターの本体だけでなく、必要なアクセサリーや付属品(例:ノズル、ベッドシート、カートリッジ、保護ケースなど)のコストも含まれます。付属品やアクセサリーの種類で変わりますが、数千円~数万円程度かかります。

1.4保守サービスや保証

プリンターの保守サービスや保証の追加費用も考慮しなければいけません。特に産業用の大規模な3Dプリンターを導入する場合は、サポートが重要です。メーカーによっては、有料の延長保証サービスを提供している場合があります。これは保証期間を延長し、より長期間にわたってプリンターの修理やサポートを受けることができるサービスです。延長保証の価格はプリンターのメーカーや提供されるサービス内容によって異なります。

2.パソコンは必需品!

パソコンは3Dモデルの作成、修正、スライシング、そして3Dプリンターの制御に必要となります。一般的なデスクトップ3Dプリンターの場合、3Dモデリングやスライシングのために使用するパソコンは、比較的低スペックのものでも問題なく動作することが多いです。これらのパソコンの価格は、数万円から数万円程度になることが一般的です。

ただし、より高性能な産業用の3Dプリンターを使用する場合、より高いスペックを持つパソコンが必要になることがあります。また、複雑な3Dモデルの設計や高解像度のスライシングを行う場合も、パソコンの性能が影響を与えることがあります。

主なパソコンの役割は以下の通りです:

2.1 3Dモデリングソフトウェア

3Dプリンターで出力するための3Dモデルを作成するためのソフトウェアが必要です。CAD(Computer-Aided Design)ソフトウェアや3Dモデリングソフトウェアを使用して、オブジェクトを設計・作成します。

2.2スライシングソフトウェア

3Dプリンターが理解できる形式にモデルを変換し、印刷に必要な情報を生成するスライシングソフトウェアが必要です。このソフトウェアは、3Dモデルを細かい層に分割し、プリンターが各層を印刷するための動作指示(Gコード)を生成します。

2.3 プリンターの制御

3Dプリンターを操作して印刷を開始・停止したり、印刷の進行状況を監視するために、プリンターとパソコンを接続するソフトウェアが必要です。

造形方式ごとにランニングコストを解説

3Dプリンターの造形方式によって、ランニングコストに影響する要素が異なります。以下に一般的な3Dプリンティングの造形方式ごとに、ランニングコストに関連する以下の6つの要素を紹介します。

  • 溶融堆積モデリング (FDM) / 溶融フィラメント製造 (FFF)
  • 光造形 (SLA) / デジタル ライト プロセッシング (DLP)
  • 選択的レーザー焼結 (SLS)
  • マルチジェットフュージョン (MJF)
  • マテリアル ジェッティング (PolyJet)
  • バインダーの噴射

1.溶融堆積モデリング (FDM) / 溶融フィラメント製造 (FFF)

材料コスト

FDM/FFFプリンターではフィラメント(PLA、ABSなど)を使います。材料の価格はフィラメントの種類や品質によって異なります。

1.1ヒーター

ヒーターは消耗品であり、定期的な交換が必要になる場合があります。

1.2プリントヘッドのテープやシート

一部の FDM/FFF プリンタは、モデルの残留性を向上させるためにテープやシートを使用します。これらの消耗品は定期的に交換する必要があります。

FDM/FFFプリンターのフィラメント(PLA)が1kgあたり3,000円〜7,000円程度かかります。

2.光造形 (SLA) / デジタル ライト プロセッシング (DLP)

2.1液体樹脂

SLA/DLPプリンターでは液体樹脂を使用します。高品質の樹脂はコストが高く、材料コストの主な要素となります。

2.2樹脂タンクとヴァット

液体樹脂を保持するための樹脂タンクやヴァットの交換が必要になる場合があります。

SLA/DLPプリンターの液体樹脂1リットルあたり7,000円〜30,000円程度かかります。

3.選択的レーザー焼結 (SLS)

3.1粉末材料

SLSプリンターでは粉末材料(ナイロンなど)を使用します。粉末の品質や種類によって価格が異なります。

3.2レーザーとヒーター

レーザー光源やヒーターの消耗やメンテナンスが必要です。

SLSプリンターの粉末材料(ナイロンなど)1kgあたり7,000円〜30,000円程度かかります。

4.マルチジェットフュージョン (MJF)

4.1粉末材料

MJFプリンターでも粉末材料を使用します。粉末の種類や品質によって価格が変わります。

4.2ヒーターとバインダー

ヒーターとバインダーの消耗または交換が必要です。

ヒーターは、数千円から数万円程度かかります。

5.マテリアル ジェッティング (PolyJet)

5.1樹脂材料

PolyJetプリンターでは複数の樹脂材料を使用します。高品質の樹脂はコストが高くなる傾向があります。

5.2インクヘッド

インクヘッドのメンテナンスや交換が必要です。

インクヘッドには、数百円から数万円程度かかります。

6.バインダーの噴射

6.1粉末材料

バインダージェッティングプリンターでは粉末材料を使用します。粉末の種類によって価格が異なります。

6.2バインダー

バインダーの消耗または補充が必要です。

バインダー1kgあたり7,000円から40,000円程度かかります。

材料以外であった方が良い消耗品を紹介

3Dプリンターをはじめる前に材料以外で必要なものがあります。絶対に必要なものを3つ紹介します。

  • データファイル(STLファイルなど)

3Dプリンターで印刷するオブジェクトの3Dデータファイルが必要です。一般的に、STLファイル形式が使われています。オブジェクトのデザインやモデリングは、専用の3Dモデリングソフトウェアを使って作成します。

2.3Dプリンターソフトウェア

3Dプリンターを操作するための専用ソフトウェアが必要です。多くのプリンターには、プリンターの制御やスライス(スライシング)などの機能を提供するオフィシャルのソフトウェアがあります。3DモデルのSTLファイルをスライスして、プリンターが理解できるGコードに変換することで印刷が行われます。

3.そのほかに必要なもの

3Dプリンターを使う前にこれだけは絶対に用意しておかなければいけないものがあります。次の4つは必要になるので、必ず準備しておきましょう。

水洗いレジン・ゴム手袋・マスク・安全メガネ


3Dプリンターを今から導入するときに、必要なもの、初期段階でかかる費用、そして運用するときに必要なランニングコストは、どのくらいの費用がかかるのかを具体的に紹介してきました。3Dプリンターにも用途に合わせて、いろいろな種類があるということが分かったのではないでしょうか。

また、3Dプリンターを使うには、パーツや材料なども必要だということもわかったのではないでしょうか。今後、社内で3Dプリンターを導入しようと検討している方は、ここまで、紹介してきました3Dに必要な費用を参考にどの3Dプリンターを導入すればよいのかの検討材料にしてください。

3Dプリンターを導入するには、相談すると最適なものを選定ができて、運用もスムーズにできます。

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