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業務用3Dプリンター メディア厳選おすすめメーカー3選

Formlabs社の3Dプリンターの特徴とは?

2023/06/14

多数の企業が3Dプリンターの開発・販売を行っており、近年ではその高性能化が顕著になっています。しかし、早くからその開発を行ってきた「Formlabs社」は、この分野におけるパイオニア的存在であり、同社が販売する3Dプリンターは多種多様な分野で導入されています。このことから、3Dプリンターを購入する際には、同社の製品が有力な選択肢のひとつとなります。

3Dプリンター導入実績多数のFormlabs

Formlabs社は、2011年に米国で設立された3Dプリンターの製造に特化した企業です。同社は、低価格で高精度な3Dプリンターを多数提供しており、3Dプリンティング市場に大きな影響を与えています。2017年には、日本法人であるFormlabs株式会社を設立し、日本国内での事業拡大を目指しています。

Formlabs社の3Dプリンターは、従来の3Dプリンターよりも高精度であり、複雑な形状のオブジェクトを製造することができます。また、同社の3Dプリンターは低価格でありながら高品質な製品を低コストで提供することができます。これらの製品は、医療分野や自動車産業、建築分野など、さまざまな分野で活用され、今後の利用が期待されています。

同社が取り扱う代表的な製品には、3Dプリンターの「Form 3+」や「Form 3L」、「Form 3B+」などがあります。また、3Dプリンティングを行った後に必要な後処理用機器の製造に注力している点や、プリンターと連動して使用するソフトウェアの開発を行っている点も大きな特徴として挙げられます。

その他にも、同社では3Dプリンティングで欠かせないレジンなどのプリント素材も提供しています。そのため、3Dプリンティングにおいて必要な一連の製品を一括して揃えられる点で、同社は多くのユーザーから高評価を得ています。

業界初のデスクトップ3Dプリンター「Form 2」から「Form 3」へ

Formlabs社が最初にリリースした3Dプリンターは「Form 1」でした。2012年に提供が開始されたこのモデルは、光造形3Dプリンターの分野では初めてのデスクトップ型であり、また低価格を強みとしていました。しかしながら、性能はまだ改良の余地があり、すぐにアップデートバージョンである「Form 1+」がリリースされました。

Form 1+の課題を解決し、更なるアップデート版として2015年にリリースされたのが「Form 2」です。このモデルではカートリッジシステムやセンサー機能を搭載することで、素材であるレジンの自動補充が可能になりました。また、ピーリングメカニズムをはじめとする高度な技術を採用することで、造形性能が格段に向上したことでも大きな話題となりました。

このForm 2をさらにアップデートしたバージョンとして2019年にリリースされたのが「Form 3」です。このバージョンではプリント設定の自動化や解像度の大幅な向上により、更なるプリンティング性能の向上に成功しました。また、Form 3にはより大きなオブジェクトの造形に対応できる「Form 3L」も存在し、世界中での出荷台数は5万台を超えました。

「Form 3+」は、このような変遷と共にアップデートが重ねられたFormシリーズの最新モデル(2023年4月現在)です。2022年1月にリリースされたこのバージョンは、従来モデルと比較してコストパフォーマンスが高いと評価されました。また、開発においてはセットアップやメンテナンスにかかる手間を減らすことにも取り組んでおり、幅広い工業分野での導入が進んでいます。

Formlabsの3Dプリンターの価格

3Dプリンターの低価格化は各社が推進しており、この点はFormlabs社に関しても例外ではありません。同社が提供する3Dプリンターには、Form 1やForm 2などの旧バージョンが中心に廃盤となっているものも少なくありませんが、現行モデルに関しては小型で比較的安価であるという特徴があります。ただし、詳細な価格帯は使用する目的や性能、造形サイズなどによって異なることから、購入時には複数のモデルをよく比較することが大切です。

2023年4月現在で購入可能なFormlabs社の主な3Dプリンターとその価格目安は以下のとおりです。

Form 3+

現時点でFormlabs社の3Dプリンターの最新モデルであり、同社の主力商品でもあるForm 3+は90万円台で販売されています。この価格は旧バージョンのForm 2などと比較すると高額となっていますが、性能面での向上が著しいことから、一般的に総合的なコストパフォーマンスは極めて高いと認識されています。

Form 3L

より大きなオブジェクトの造形を行える点などでForm 3+とは異なるForm 3Lは、300万円台で販売されています。より高額なこのモデルは多種多様な工業分野で活用されています。

Form 3B

歯科用3Dプリンターとして販売されているForm 3Bの価格は100万円台です。マウスピースの制作などで活用されるこのモデルは、多くの歯科医院で導入されています。

一方、3Dプリンターの導入や活用においては周辺機器やレジンなどの素材の購入にもコストがかかります。そのため、導入時には本体の価格だけでなく、長期的に見た場合のランニングコストも含めて、全体で発生するコストを算出しておくことが大切です。


Formlabs社は長年にわたって3Dプリンターの開発を行っており、今後も更なる高性能な製品をリリースすることが期待されています。その開発過程では高性能化だけでなく、低価格化も図られており、将来的には企業だけでなく一般家庭でも3Dプリンターを利用するのが当たり前になるかもしれません。

ただし、現時点では導入コストが100万円を超えることも珍しくなく、製品の特徴や価格、ランニングコストなどをよく確認しておく必要があります。

画像提供
https://www.datadesign.co.jp/

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